いっしょのきもち
春休み。
4人で遊園地に遊びに行った。
「美月行くぞ!!」
「うん。」
手を繋いで歩き出す私たち。
「あんたたち、やーっとうまくいったの。」
「みたいだな。」
?やっと?
はるちゃんと和馬くんの言葉に違和感。
「俺ら、光希たちが両思いって知ってたし。」
「そうそう。」
にやにや笑う2人。
「光希は俺に。美月ちゃんははるに相談してただろ。」
「横で見てて、両思いなのに相談してくる〜ってまどろっこしかったんだから。」
「そうそう、バレンタインとか俺たち何が起きたのかと思ったよ。でも、うまくいってよかった。」
そう言って2人は笑ってた。
帰り道
「4月からはなかなか会えなくなるね」
「そんなことないよ。一緒に帰ればいいじゃん。これからは、理由なくても会えるしな。」
「そか。そうだね。」
うれしくて、絡ませた手を強く握ると光希くんが握り返してくれる。
「次はどこにでかけようかなー。」
「「水族館行こうよ」」
同時に言って、笑ってしまった。
これから、いろいろあると思う。
楽しいことも、悲しいことも。
でも、どんなときもいっしょに乗り越えて行きたい。
「ずっといっしょにいような。」
「ずっといっしょにいてね。」
2人いっしょ。おんなじきもち。