大っ嫌い。嘘。大好き。
だって、まっすーが奢ってくれるなんて夢っぽい。





「あー、お前今『まっすーが奢ってくれるなんて絶対裏あるー』って思ったろ」





ぎくっ…。なんで、わかったんだこいつ。




「思いましたよー」




「裏なんてねぇよ、感謝してるから奢んの。ただ、それだけだから」




どきっ。




まっすーの真剣で真っ直ぐな瞳にちょっとだけどきっとしてしまった。



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