さよならくじら
「もう少しで花火上がるね!」

「うん。あのさ.......今日の記念に、これ...やるよ。」

そう言って倖羽は、れもん色のかんざしをくれた。


「えっ.......これ貰っていいの?」

「うん。いつものお礼。」

そう言って倖羽はかんざしを私に付けてくれた。

「宝物にするね!」

「ああ。希咲....好きなやつとかいたりする?」


突然の勇羽の言葉に驚いた。

「いるよ。倖羽は? 」

聞いてみた。

「お俺もいる。」

「そうなんだ!じゃーお互い頑張ろうね」

「うん」

そんな会話が続いた。
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