さよならくじら
放課後図書室に向かうとそこには倖羽がいた。

倖羽は

「希咲。これその...バレンタインのお返し。」


照れくさそうに言いながら紙袋を渡された。


「ありがと倖羽。わざわざお返しまでしてくれて。嬉しい!ありがと。」

そう言いながら優しく微笑んだ。


「味はどうかわかんねーけど、俺作ったから食べて。」

また少し照れくさそうに言った。


「じゃ、俺部活行くから。.......あと、お前のガトーショコラ、超美味かった。また作ってよな!」

そう言って、倖羽は部活に行った。
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