さよならくじら
もう関わらないようにします。

倖羽の目に届かないところで生活します。

だから。

もうこれ以上言わないで。


「希咲。もう倖羽なんて忘れて、新しい人見つけなよ。希咲にはもっと優しい人が似合うとおもうよー。」

詩乃はそう言ってくれた。


私はもう.......

倖羽という存在を忘れた方がいいのかもしれない.......。



「分かった。新しい人見つけるよ!」

そう宣言した私を見て詩乃は、

「たとえどんな人でも、応援するから!希咲のこと!」


そう言ってくれた。




倖羽への恋は今日で最後にする。


これ以上傷つくのは嫌なだけかもしれない。

逃げているだけかもしれない。


でも.......

この恋は今日で終わらせる。

きっと.......これからも。


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