さよならくじら
新しい人
『新しい人』を見つけようとしても.......見つからない。
そもそもどうしたら人を好きになれるのだろうか。
もうそんなもの忘れてしまった.......
「鈴木さん!ちょっと話せる?」
急にクラスの小林 幸人(こばやし ゆきと)に話しかけられた。
幸人はバスケ部の副部長で、頼りになる性格は皆からすごく好かれている。
「どうしたの?幸人くん。」
「あの.......鈴木さんって好きな人とかいる?」
少し恥ずかしそうな顔をして答えた。
「いないよ。なんで?」
すらっと『いないよ』といったものの、
やめると決めた日に『好きな人とかいる?』
なんて聞かれたら、
『いないよ』は相当な勇気がいる。
幸人は少し下を向いて、
「俺、ずっと鈴木さんのこと好きだったんだけど.....付き合ってください!」
告白されたのは初めてだった。
どうしていいか分からないよ。神様。
そもそもどうしたら人を好きになれるのだろうか。
もうそんなもの忘れてしまった.......
「鈴木さん!ちょっと話せる?」
急にクラスの小林 幸人(こばやし ゆきと)に話しかけられた。
幸人はバスケ部の副部長で、頼りになる性格は皆からすごく好かれている。
「どうしたの?幸人くん。」
「あの.......鈴木さんって好きな人とかいる?」
少し恥ずかしそうな顔をして答えた。
「いないよ。なんで?」
すらっと『いないよ』といったものの、
やめると決めた日に『好きな人とかいる?』
なんて聞かれたら、
『いないよ』は相当な勇気がいる。
幸人は少し下を向いて、
「俺、ずっと鈴木さんのこと好きだったんだけど.....付き合ってください!」
告白されたのは初めてだった。
どうしていいか分からないよ。神様。