1人の女子とゆかいな不良たち

「結愛ちゃん!お待たせ〜」

そう言って雅楽がオレンジジュースを運んできてくれた。

「ありがとう!」

受け取ったオレンジジュースを飲む。

ん?やけに甘い気がするのは気のせい…?

少し違和感を感じたが学校が終わって水分を取っ
てなかった私は気づけばどんどん飲んでしまっていた。

本格的に違和感を感じたのはもう半分以上飲んだあと、

うわぁ、なんかグルグルする…

「結愛?」

隣の大翔に声をかけられてもまともに反応出来なかった

「おまえ、もしかして…」

大翔がそう言いかけた時、

「え?!これお酒じゃない!!」

雅楽の声が店内に響いた

「え?待って、じゃあ結愛ちゃんに渡した方が…」

「ああ、こっちは酒だ」

私のオレンジジュースを飲んだ大翔がそう一言。

「うわぁまじか、大丈夫?結愛ちゃん」

陵のそういう声もちゃんと聞き取れなかった。

「んー?大丈夫大丈夫〜」

「大丈夫じゃないだろ…」

「大丈夫だって〜だいじょ、ぶ…」

そのまま私は眠りの世界へ落ちていった。
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