1人の女子とゆかいな不良たち
第2章
結愛side
「………えー、事故と事件に気をつけながらー、有意義な夏休みを過ごしてください」
そう言って話を終わらせた校長先生。
あー、長かったぁ
周りを見渡すとほとんどの人が眠りの世界に入っていた。
ついに、明日から夏休み!
といっても特に予定のない私はダラダラ過ごす日々になるだろうと考えていた…
そう、あの人たちが来るまでは…
「結愛ちゃん!」
HRが終わりカバンに荷物をしまっていると、そんな声が聞こえた。
「雅楽」
「帰ろー」
「えっ、ちょっ」
有無を言わさず私の手を引っ張って教室から出ていく雅楽
「今日約束してなかったよね?」
「そうなんだけどー、ちょっと急用ができて」
「急用?」
なんだかわけが分からないまま大翔の部屋へ向かった。
「あ!結愛ちゃん!」
部屋につくと楓さんがそう声をかけてくれた。
そのすぐ隣には陵。
あの一件以来ますます仲良くなったなぁ
2人の姿に笑みが零れる
「あの、それで急用って?」
「急用?雅楽、そんなこと言って連れてきたの?」
陵が呆れたように言った。
「だって急用だろ?夏休み入ったのに計画たててないとか」
「計画…?」
「毎年、俺ら大翔ん家の別荘行って海に入ったり花火やったりしてるんだけど、今年は結愛ちゃんもどうかと思って」
「私も、ですか?」
毎年恒例の行事に最近知り合ったばかりの私が行っていいのだろうか…
そんなことを考えていると、
「結愛」
大翔に名前を呼ばれた。
「お前、夏休みなんかあんのか?」
「え?いや、特に予定はないけど」
「じゃあ決まりだな、絶対来いよ」
強引に私を参加させた大翔
だけど、私はその中に私の気持ちを察してくれる優しさを感じた。
「………えー、事故と事件に気をつけながらー、有意義な夏休みを過ごしてください」
そう言って話を終わらせた校長先生。
あー、長かったぁ
周りを見渡すとほとんどの人が眠りの世界に入っていた。
ついに、明日から夏休み!
といっても特に予定のない私はダラダラ過ごす日々になるだろうと考えていた…
そう、あの人たちが来るまでは…
「結愛ちゃん!」
HRが終わりカバンに荷物をしまっていると、そんな声が聞こえた。
「雅楽」
「帰ろー」
「えっ、ちょっ」
有無を言わさず私の手を引っ張って教室から出ていく雅楽
「今日約束してなかったよね?」
「そうなんだけどー、ちょっと急用ができて」
「急用?」
なんだかわけが分からないまま大翔の部屋へ向かった。
「あ!結愛ちゃん!」
部屋につくと楓さんがそう声をかけてくれた。
そのすぐ隣には陵。
あの一件以来ますます仲良くなったなぁ
2人の姿に笑みが零れる
「あの、それで急用って?」
「急用?雅楽、そんなこと言って連れてきたの?」
陵が呆れたように言った。
「だって急用だろ?夏休み入ったのに計画たててないとか」
「計画…?」
「毎年、俺ら大翔ん家の別荘行って海に入ったり花火やったりしてるんだけど、今年は結愛ちゃんもどうかと思って」
「私も、ですか?」
毎年恒例の行事に最近知り合ったばかりの私が行っていいのだろうか…
そんなことを考えていると、
「結愛」
大翔に名前を呼ばれた。
「お前、夏休みなんかあんのか?」
「え?いや、特に予定はないけど」
「じゃあ決まりだな、絶対来いよ」
強引に私を参加させた大翔
だけど、私はその中に私の気持ちを察してくれる優しさを感じた。