1人の女子とゆかいな不良たち
そして、あっという間に時間は過ぎていき…
「結愛ちゃんおはよー!」
大翔の別荘へ行く日がやって来ました。
待ち合わせの場所へ行くとやっぱり楓さんが1番に挨拶をしてくれた
「おはようございます!」
「って言ってももう昼だよねー」
「すみません、私のわがまま聞いて貰っちゃって」
「いいんだよー!でもどうして午後からが良かったの?」
「それは…」
実は今日は母の命日なのだ。旅行を断ることも考えたが、約束したのは申し訳ないし、それに、
一人でいたらきっと悲しい気持ちに沈み続けてしまうだろう、
そう思った私は午前中にお墓参りをし、午後から参加することにしたのだ
「あー、わざわざ言わなくて大丈夫だよ!」
「いや、あの、」
「誰にだって言いたくないことあるしねー、ま、とりあえず楽しもう!!」
「はい!!」
楓さんの優しさと明るさに私はとても救われた。