1人の女子とゆかいな不良たち



次の日…

モヤモヤが残っていた私は大翔がいないタイミングで他の3人に聞いてみることにした。

「俺ちょっと飲み物取ってくる」

そう言って出かけていった大翔

タイミングは今しかない…!

「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「ん?どうしたの結愛ちゃん」

「大翔が昨日電車の中で寝言言ってたの」

「寝言?大翔が?」

「なにそれ!おれも聞きたかったなぁ」

「でもすごい苦しそうで、それでその寝言の中で"ユウナ"って言ってたの」

「ユ、ウナ…?」

ユウナという名前を口にした瞬間みんなの顔が険しくなってのがわかった

「私も名前はユウナだけど、多分大翔が言ってるのは違う人なんだよね…?」

「それは…」

「その、ユウナって誰なの…?」
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