1人の女子とゆかいな不良たち

そう聞くとみんなはうつむいて何かを考え始めた

しばらくして

「結愛ちゃん」

沈黙を破ったのは陵だった

「ユウナっていうのは俺たちの大切な仲間だった人だ」

「だった、って…」

「ユウナは亡くなったんだ」

強い衝撃を受けた

「ど、うして…?」

「それは、俺たちからはちょっと…大翔に聞いてくれ。多分結愛ちゃんになら教えてくれると思う」

大翔に…

「わかっ…」

ガチャ

答えようとしたとき、突然部屋の扉が開いた

立っていたのはさっきまで話題にあがっていた大翔だった

「大翔」

「結愛、俺に聞きたいことあるのか?」

「えっと、それは…」

聞かれちゃったか…

「言えよ。」

そう言われても答えられないでいる私に

「気になるなら聞いた方がいいと思う、これからのためにも」

楓さんはそう言ってほかの2人を連れて部屋を出てってしまった

どうしよう…

そう思っていると大翔は部屋に入ってきて向かい側に座った

「聞きたいことがあるなら言ってみろ」
< 51 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop