1人の女子とゆかいな不良たち

「うん、あのね」

「?」

「私、大翔のことが好きなの」

優菜は俺をまっすぐに見つめそう言った。

その顔は赤くなっているように見えた

「え?おれ?」

「うん」

「マジで?」

「うん」

「.....マジか」

自分でも驚くほどあの時の俺は動揺した

「いつから...?」

「いつからかな、大翔と仲良くなって優しい部分見つけて、あと、少し意地悪なとことか、そしたらいつの間にか、ね?」

そう言って照れくさそうに笑う優菜にドキッとした

「もし良かったら付き合って...?」

「.....うん」

すんなりと俺の口からその言葉が出てきた

今まで告白してきた女とは違い内面を好きになってくれた優菜に自然と惹かれていた




そんなこんなで俺たちが恋人になったのは星が綺麗な夏の夜の事だった...
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