1人の女子とゆかいな不良たち
第3章
大翔と優菜さんの話を聞いてから3週間ほど
夏休みも終わりに近づいてきた
あれからも私たちは今まで通り大翔の家に遊びに行き、ゲームをしたり、真面目に宿題をやったりして過ごしていた
そんなある日の夜
お風呂からあがると携帯が点滅していることに気づいた。
何だろ...
携帯を覗いてみると雅楽からのメールが入っていた。
【明日は俺のうちに遊びにおいで〜】
雅楽の家...そういえば最近大翔の部屋以外、どこにも行ってないなぁ
そう思った私は了承の返事をしておいた
雅楽も結構お坊ちゃんの家柄だからなぁ...
家どんな感じ何だろ...
想像を膨らませているとピコンとまた携帯がなった
【明日は大翔が結愛ちゃん家まで迎えに行くからね〜】
大翔が...
大翔への恋心を自覚して以降、大翔のことを特別意識してしまう自分がいた
「2人きりで大丈夫かなぁ」
そんなことを思いながらその日は眠りについた