1人の女子とゆかいな不良たち
次の日
準備が終わリビングで迎えが来るのを待っていると
ピンポーン
インターホンがなったのでカバンを持って外に出た
「大翔!」
「おぅ」
「おはよ」
「...はよ」
私と会話する大翔は少し眠そうだった
「昨日寝てないの...?」
「あぁ...まあちょっとな」
「そっか」
相変わらず会話が続かないなぁ...
「ね、雅楽の家も結構なお金持ちなんだよね?」
思い切って話題を振ってみる
「あぁ」
しかし返事はそっけない...
「どんな家なの?」
「...俺の家とは正反対、かな」
「正反対?」
「俺の家も雅楽の家もそれなりに金持ちだけど、俺の家は基本放任主義、あいつの家は厳しいからな」
「そう、なんだ」
「父親とも上手くいってないみたいだしな」
「そっか」
普段穏やかな雅楽からはそういうの想像できないなぁ
「まあ詳しいことは雅楽に聞いてみろ」
そう言って会話を終わらせてしまった大翔
せっかくちょっと会話続いたと思ったのになぁ