1人の女子とゆかいな不良たち
「なっ」

そんなに不安が顔に出てたかな

「雅楽、どう思ってるかな、」

「お前と一緒じゃねぇ?」

「一緒?」

「そう、どうしたらいいのかわからず戸惑って、でもあいつの中では結論が出てんじゃねぇかな」

だから50件もかけてくんだよ

携帯を指さしてそう言った

「そう、なのかな」

「まあ、2人でゆっくり話せばいいんじゃねぇの」

大翔が立ち止まると目の前にはもう雅楽の家が

固まってる私をよそにチャイムを押す大翔

するとしばらくしてバタバタ廊下を走る音が聞こえ、

バタン!

「結愛ちゃん!」

雅楽が飛び出してきた

「雅楽」

「結愛ちゃん!どこいったかと思った、心配した、俺の親のせいで、」

「はい、ストップ」

私を見るなり喋り始めた雅楽を後から来た陵が止める

「とりあえず、中に入ってからにしよう」

陵の一声でみんなが中に入っていく

大翔が立ち止まっている私の肩をぽんと叩いて中に入っていった

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