100日の歌姫。
「あたしの手紙に、ね、
" 優馬は、ああ見えて弱い人だからあたしがいなくなったら、1人じゃ乗り越えられないくらい壁にぶち当たるかもしれない。
だからその時はよろしくね、助けてあげて。"
って書いてたの。だから助けにきた。」
莉々がそう話しながら泣きだすから、つられて泣いてしまった。
けど、すぐに涙を拭き取った。
ほんとに、実那は強いな。
辛くても苦しくても、俺たちには涙もみせ
ずに笑顔で
「俺も、強くなれるように頑張るよ。」
「お互い頑張ろ。実那に恥じないように生きていこう。」
「うん。」
実那、ありがとう。