100日の歌姫。
「曲、全部作り終わったらさ、一番にあたしに聞かせてよ?」
「ああ、わかってるよ。」
実那もそれを望んでると思うから。
「明後日、土曜日、暇か?」
「別に暇だけど。」
「じゃあちょっと付き合え。海行くぞ。」
この歌を誰かに歌うなら、最初はあの海がいいって思ってた。
「わかった。」
いや、待て。
莉々の前で、1人で弾き語って歌うのか。
「じゃあな。」
「バイバーイ。」
すごい緊張する。