100日の歌姫。




「あとさ今日あたしの家来て。話したいことがあるの。」


「なんだよ、話したいことって。」


お母さん達にも、するから一緒に。



「お?告白か?」


あたし達の会話を聞いてた絢斗がそうあたし達をはやし立てた。



「残念、違うかな。」


今のあたしが告白なんて出来るわけない。



「何だよ、面白くねえな。」


「告白なわけないでしょ。」


あたしが優馬のこと好きな事は誰も知らないはずだけど、


優馬とは仲良いし、昔からこうやって茶化される事はよくあるから、慣れてる。



「6時に来て、晩御飯も作ってくれるって。優馬の好きなトンカツ。」


「よっしゃ、わかった。」


さっきまでノらないって顔してたのに、急に顔つき変わって………


食べ物でつられるって、子供かよ。



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