100日の歌姫。




夜6時。


食卓に、お母さん、お姉ちゃん、あたし、優馬が揃った。



お父さんは、あたしが生まれてすぐ病気で亡くなった。


あんまり覚えてないんだけど、優しい人だったってのはお母さんがよく話してる。



「じゃあ、あたしから、話してもいい?」


「良いわよ。」


改めて、話すってなると、緊張してきた。



でも、自分の中で決めたことを


みんなに伝えなくちゃいけない。




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