100日の歌姫。
「歌詞のノート持ってきたか?」
「うん。」
あたしの作った歌詞は、このノートに全て書いてある。
これを見ながら、優馬が曲を作ってくれる。
「お前、国語能力ないのに、こんな良い歌詞はかけるんだな。」
「うるさいな。ややこしいから、褒めてけなすのやめて。」
ほんとややこしい。
「よし、始めるぞ。」
優馬はそう行って適当にギターを弾きはじめた。
優馬のギターの音って、やっぱり良い。
上手いのはもちろん、感情が、滲み出る感じがすごく素敵だと思う。