100日の歌姫。
「とりあえず、1番のサビ前まで出来た。」
「お、早っ。」
今までにない早さ。
「いいじゃん。」
最初、完成したやつを優馬が歌ってくれるんだけど、その声がまた良い。
これより、良い声で歌わなきゃってのは、すごいプレッシャーになる。
「〜〜〜〜〜♪」
歌ってると、突然優馬のギターを弾く手が止まった。
「優馬?どしたの?」
「はぁ。」
そう言って、優馬はギターを置いて、立ち上がってベットに座ってたあたしの横に座って
あたしをそっと抱きしめた。