100日の歌姫。
「ねえ、実那。」
「別に何もないって言ってるじゃん!!」
さっきの莉々の大きな声に負けないような大きさで、怒鳴ってしまった。
本当に大好きなんだ。
高校に入って、莉々とすぐに仲良くなって、運命だななんて思ったこともある。
莉々は、今まで友達がいなくて、あたしと仲良くなれて幸せって言ってくれたの、すごい嬉しかった。
きっと、一生の友達になる人なんだって思った。
20歳になっても、おばあちゃんになっても、ずっと一緒にいるんだって思ってた。