100日の歌姫。
「あたしには、言えないんだ。」
だけど、
あたしはもう、20歳になる事も、出来なくなってしまった身だから
「そう。莉々なんかに言えるわけないじゃん。」
もう一緒に、歳は重ねられないから
「莉々の事なんか、友達だと思った事ないから!」
あたしは、そう言って、カバンを持って教室から走り去った。
誰か、気の合う人を見つけて
一緒に歳を重ねて、泣いたり笑ったりしてほしい。
ずっと一緒にいたいと思える、一生の親友を見つけてほしい。