100日の歌姫。



「おい、実那っ!」


教室を出るときに、優馬に手を掴まれたけど


「はなしてっ!!!」


そう叫んで、振り切ってきた。



「はぁっ、はぁっ、はぁっ。」


学校を出て、近くの川原で止まった。



「はぁっ、はぁっ、ぅっ、うぅっ。」


………あたし、最低だ。



莉々に、あんなひどい事。



「ううっ………っ。」


もう莉々にどんな顔して会えばいいのかわからない。


教室にも入る勇気がない。



もうダメだ。



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