100日の歌姫。
「おかえり。」
そう言ってくれる看護師さんに、頭を下げて自分の病室に向かって歩く。
川原で、一頻り泣いて、病院に戻った。
「どうかしたか?」
担当の先生にそう言われたけど、首を振って自分の病室に戻った。
最低だ。
もう、莉々には嫌われた。
クラスの人も、あたしのこと、嫌いになったよね。
心配してくれてる友達を、怒鳴り返して、しかも友達じゃないなんて。
ひどいにも程があるな。
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