100日の歌姫。




「今日は、三倉からみんなに話がある。」


あたしが学校に来る最終日。



「三倉、いけるか?」


「はい。」


教室にあたしが病気だって知ってるのは、先生と優馬だけ。


他のみんなは、ちんぷんかんぷんだと思う。



「ふぅ。」


みんなの前に立ち、大きく深呼吸。



優馬の方を見ると、"いけるぞ"って顔してたからちょっと緊張が解けた。



よし。



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