100日の歌姫。
「んっ………。」
目を開けると、知らない場所で、真っ白い天井が広がってた。
「実那っ!!!」
少し泣いた顔のお母さん。
あたし………。
「倒れたの、部屋で。」
そうだ。急に手が震え出して……。
思い出しただけで怖くなる。
そして、なんかすごい嫌な予感がする。
「お母さん、検査結果聞いてくるから。」
と立ち去ろうとするお母さんの手を、あたしはとっさに掴んだ。
「あたしも行く、、」
あれは疲労とかそんなものじゃないと思う。
なんかもっと………。