100日の歌姫。
そして、
「ねえ、優馬。あたしが死んだら、あたしのことなんて忘れてくれていいからね。」
強がりだ。
「何いってんだよ。急に。」
俺、どんな顔してたんだろ。
「優馬には幸せになってほしいの。可愛くて優しい奥さんもらって、子供つくって…」
そう話す実那に、俺は気づいたらキスしてた。
「優馬…。」
「分かったから、今、そんな話するなよ。」
なぁ、実那。
気付いた時からそばにいて
それが当たり前だったから
毎日そばにいたお前がいなくなるなんて想像がつかないんだ。
なぁ、実那。