【短】好きだから、会いに行く。
「また遊びにおいで、あっくん」
「はい、またお邪魔します」
帰り際、彼女はそう言って笑ってくれた。
俺が帰る時には、必ず彼女は玄関まで見送りに来てくれる。
それがいつもの光景だったはずなのに、その横ではニヤリと笑う友達が1人。
お前、絶対余計なこと言うなよ。
そう睨みを効かせれば、悟は気持ち悪いほどの笑顔でウインクを返して来た。
…本当、いつかしばいてやる。
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