蜜月同棲~24時間独占されています~
……俺も、助かる。
それなら、と思った。
克己くんの邪魔にならないで、役に立てるなら、やってみたい。
それに、一緒に居られる時間が増えるかもしれないし、仕事中の克己くんを見てみたいという気持ちもあった。
「正規に就職してくれてもいいんだけど、ちゃんと自分の力で探したいんだろ?」
「うん、それは。ちゃんとしたい。でも、手伝えることがあるなら、嬉しいな」
やっぱり、ちょっと酔ってるかも。
嬉しい、と思ったら素直にへらっと口元が緩んでしまった。
「……っ、柚香、ちょっと酔ってるか?」
ちょっと焦ったような克己くんの声に、大丈夫だと頭を振った。
でもやっぱり、ちょっと脳が揺れているような、感覚になってきた。