蜜月同棲~24時間独占されています~
三人、興味津々にキラキラと輝く目が私に集中する。
「ほら、なんか色っぽい展開とかは」
「ざ、残念ながらそれは」
「えー?」
同時に眉を寄せ、不満げに唇を尖らせた顔が三つ並んだ。
「社長は案外ヘタレなの?」
「あんな女侍らせてそうな顔してて?」
「やっぱ女に興味ない部類の人じゃ」
そしてまた克己くんにあらぬ疑いがかかりそうになり、私は「違いますって」と慌てて否定しておいた。
「なんか……気になる人がいるってちらっと聞いたので。私はてっきり、職場の誰かかなってその時思ったんですけど」
どうも、そんな感じがしない。
克己くんの会社での女性陣に対する接し方は、親しみはあるのに色恋の感じさせない、ある意味きっぱりと線引きがされているような雰囲気だった。
そう感じたのは、やはり間違いではないらしい。
三人共に、それはありえない、と言うように肩を竦めた。
「ない。それはないね」
「うん。社長がそんな感じだから私たちも最初から、そういう対象で見てないとこあるから」
「そうそう、男としては申し分ない相手だけどね。……あ、でもそういえば」
磯原さんが、目線をきょろっと上向け何かを思い浮かんだような素振りを見せる。
「ほら、なんか色っぽい展開とかは」
「ざ、残念ながらそれは」
「えー?」
同時に眉を寄せ、不満げに唇を尖らせた顔が三つ並んだ。
「社長は案外ヘタレなの?」
「あんな女侍らせてそうな顔してて?」
「やっぱ女に興味ない部類の人じゃ」
そしてまた克己くんにあらぬ疑いがかかりそうになり、私は「違いますって」と慌てて否定しておいた。
「なんか……気になる人がいるってちらっと聞いたので。私はてっきり、職場の誰かかなってその時思ったんですけど」
どうも、そんな感じがしない。
克己くんの会社での女性陣に対する接し方は、親しみはあるのに色恋の感じさせない、ある意味きっぱりと線引きがされているような雰囲気だった。
そう感じたのは、やはり間違いではないらしい。
三人共に、それはありえない、と言うように肩を竦めた。
「ない。それはないね」
「うん。社長がそんな感じだから私たちも最初から、そういう対象で見てないとこあるから」
「そうそう、男としては申し分ない相手だけどね。……あ、でもそういえば」
磯原さんが、目線をきょろっと上向け何かを思い浮かんだような素振りを見せる。