蜜月同棲~24時間独占されています~
ずきずきずき、と痛む頭を抱えて一度ベッドにうつ伏せになる。
見事な二日酔いだった。今のところ吐き気はないが、起き上がれば眩暈がしそうで、怖くて身体を起こせない。
蹲りながら、昨夜の記憶を辿った。一体どうやって帰ってきたのかわからないけど、自分の部屋にいて良かったと、まずはほっとする。
服も、全く覚えがないのだがパジャマに着替えていた。頭に響かないよう、ゆっくりゆっくりと起き上がり部屋を見渡せば、何か引っかかった。
いつもの部屋なのだが、何か足りない。ベッドの足元を見て、そこでまたひとつ違和感。脱いだ服が畳まれてそこにあったのだ。いつもは、洗うものは洗面所の洗濯籠に入れているはずだし、酔っぱらって余裕がなかったのなら畳んだりしないで脱ぎ散らかしたままで居そうなものだ。
不思議に思いながら、玄関からぐるっと目線を動かし、ベッド正面の壁を過ぎて窓を見る。
そして足りないものにようやく気が付き、正面に視線を戻した。
「……ドレスが、ない」
壁にかけられていたウェディングドレスが、消えていた。
見事な二日酔いだった。今のところ吐き気はないが、起き上がれば眩暈がしそうで、怖くて身体を起こせない。
蹲りながら、昨夜の記憶を辿った。一体どうやって帰ってきたのかわからないけど、自分の部屋にいて良かったと、まずはほっとする。
服も、全く覚えがないのだがパジャマに着替えていた。頭に響かないよう、ゆっくりゆっくりと起き上がり部屋を見渡せば、何か引っかかった。
いつもの部屋なのだが、何か足りない。ベッドの足元を見て、そこでまたひとつ違和感。脱いだ服が畳まれてそこにあったのだ。いつもは、洗うものは洗面所の洗濯籠に入れているはずだし、酔っぱらって余裕がなかったのなら畳んだりしないで脱ぎ散らかしたままで居そうなものだ。
不思議に思いながら、玄関からぐるっと目線を動かし、ベッド正面の壁を過ぎて窓を見る。
そして足りないものにようやく気が付き、正面に視線を戻した。
「……ドレスが、ない」
壁にかけられていたウェディングドレスが、消えていた。