蜜月同棲~24時間独占されています~
恋する花嫁
花嫁は甘やかされる
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ピピピピピピ。
携帯のアラーム音に、薄らと目を開ける。
けれど、心地よい暖かさにまたうつらうつらと二度寝に入りそうになった。
……だめだ、起きなきゃ。
と思うけれど、私を包む体温と絡みつくほどよい拘束感に、まだこうしていたいと思ってしまう。
「……ん」
掠れた低い、唸り声がして、絡みついていた何かが動いた。
その何かは、ベッドサイドに置かれた私のスマホに手を伸ばし、アラームを止めてしまったようだ。
……その、何かの正体を、徐々に頭が理解して、同時にようやく覚醒へと向かう。
パチ、と目を開ければすぐ目の前に咽喉仏が見えた。
パジャマは着ているけれど、私は克己くんの胸に抱きしめられて眠っていた。
絡みついていたのは彼の腕と、片足だ。
片足は私の腰から下を捕らえていて、ほとんど動けない。
というか、重い。
「か、かつみくん」
起きて、と促そうにも、彼のどこに触れて起こせばよいやら迷ってしまう。
どうにか、首を動かして顔を上向かせた。
彼はこてん、と枕に頭を落として、まだ眠っているようで。
私は少しだけ身体をずり上げ、彼の寝顔を見つめながら昨夜のことを思い出していた。
ピピピピピピ。
携帯のアラーム音に、薄らと目を開ける。
けれど、心地よい暖かさにまたうつらうつらと二度寝に入りそうになった。
……だめだ、起きなきゃ。
と思うけれど、私を包む体温と絡みつくほどよい拘束感に、まだこうしていたいと思ってしまう。
「……ん」
掠れた低い、唸り声がして、絡みついていた何かが動いた。
その何かは、ベッドサイドに置かれた私のスマホに手を伸ばし、アラームを止めてしまったようだ。
……その、何かの正体を、徐々に頭が理解して、同時にようやく覚醒へと向かう。
パチ、と目を開ければすぐ目の前に咽喉仏が見えた。
パジャマは着ているけれど、私は克己くんの胸に抱きしめられて眠っていた。
絡みついていたのは彼の腕と、片足だ。
片足は私の腰から下を捕らえていて、ほとんど動けない。
というか、重い。
「か、かつみくん」
起きて、と促そうにも、彼のどこに触れて起こせばよいやら迷ってしまう。
どうにか、首を動かして顔を上向かせた。
彼はこてん、と枕に頭を落として、まだ眠っているようで。
私は少しだけ身体をずり上げ、彼の寝顔を見つめながら昨夜のことを思い出していた。