蜜月同棲~24時間独占されています~
本当に私が躊躇う理由がわからないのだろうか?
そんなに、克己くんにとって私は女じゃないのだろうか。
そういえば、『新婚さん』とからかわれた時も全く意識してない感じだった。
だがしかし、ベッドを共にするのはさすがにまずいだろうと思うのだけど、それすら意識されないとなると流石に女としての自分に自信がなくなってくる。
「俺は寝相は良い方だけど」
「違う、そういう意味じゃなく」
「お前悪いの?」
「だから違うって」
段々、自分が自意識過剰なのかと虚しくなってきたところに、克己くんから追い打ちをかけられた。
くす、と、突然意地悪な空気を漂わせ、笑ったのだ。
「柚香」
「え……な、何?」
突然近づいて来られて、一歩後ろに下がる。
ベッドに足が当たって、そのまま気圧されるようにぽすんとベッドの上に腰を下ろしてしまった。
そんな私に迫るように片手をベッドに置き、克己くんの笑顔は妖艶だった。
「意識してんだ? もしかして」
からかうような言葉に、ぼっと顔に火が付いた。
「ち、違うよっ! そうじゃないけど私イビキ掻くかもしれないし!」
イビキなんて恥ずかしいけどその理由の方がいくらかマシだ。
「だよな。子供の頃、うちに泊まりにきて何度も一緒に寝たもんな」
「う、うん。お姉ちゃんも一緒にね」
「あん時、イビキなんて記憶にないけどな」
そんなに、克己くんにとって私は女じゃないのだろうか。
そういえば、『新婚さん』とからかわれた時も全く意識してない感じだった。
だがしかし、ベッドを共にするのはさすがにまずいだろうと思うのだけど、それすら意識されないとなると流石に女としての自分に自信がなくなってくる。
「俺は寝相は良い方だけど」
「違う、そういう意味じゃなく」
「お前悪いの?」
「だから違うって」
段々、自分が自意識過剰なのかと虚しくなってきたところに、克己くんから追い打ちをかけられた。
くす、と、突然意地悪な空気を漂わせ、笑ったのだ。
「柚香」
「え……な、何?」
突然近づいて来られて、一歩後ろに下がる。
ベッドに足が当たって、そのまま気圧されるようにぽすんとベッドの上に腰を下ろしてしまった。
そんな私に迫るように片手をベッドに置き、克己くんの笑顔は妖艶だった。
「意識してんだ? もしかして」
からかうような言葉に、ぼっと顔に火が付いた。
「ち、違うよっ! そうじゃないけど私イビキ掻くかもしれないし!」
イビキなんて恥ずかしいけどその理由の方がいくらかマシだ。
「だよな。子供の頃、うちに泊まりにきて何度も一緒に寝たもんな」
「う、うん。お姉ちゃんも一緒にね」
「あん時、イビキなんて記憶にないけどな」