ウサギな君へ
明日のち離れ離れ
「リサ、俺留学するから」
いきなりアキラくんに言われた言葉。
「え…?」
言葉が出なかった。
私は?一人ぼっち?
大学三年の冬、アキラくんは一年間日本の隣、韓国に語学留学に行くことに決まった。
私の通う大学は田舎にあったけど、みんな色んな県から出てきてて、ほとんど一人暮らしだった。
暇すぎてすることもなく、同棲率全国一位だとか、妊娠する人が多いだとか、そんな変なことさえ言えるくらい暇だった。
私もアキラくんも一人暮らしで、私のアパートにはもはや自分の家に帰ることさえ億劫になったアキラくんがナマケモノのように毎日入り浸っていた。
今となっては懐かしい同棲生活。
よく子供ができずに済んだと我ながら感心する。
時間があればご飯作って、洗濯して、お金がないといえば貸して尽くして。
尽くしすぎて疲れて、友達のアヤノにはよく愚痴をこぼした。
「もう耐えらんない。絶対別れてやるし。」
口ではいくらでも言えた。
でもいつも、アキラくんが好きだという結論に落ち着き、結局離れられなかった。
そんな中、告げられた留学のこと。
二人で二人の時間を過ごして、甘えることを覚えていつの間にか女らしくなりすぎて、友達付き合いも粗末にしてたからだんだん友達も減っていった。私にはアキラくんしか見えていなかった。
どうしよう。一人になる。
不安でしかたなかった。寂しくなることも、誰と遊べばいいのかも、アキラくんが私を忘れてしまわないかということも、寂しさに耐えて逃げずに気持ちを強くもっていられるのかも。
いきなりアキラくんに言われた言葉。
「え…?」
言葉が出なかった。
私は?一人ぼっち?
大学三年の冬、アキラくんは一年間日本の隣、韓国に語学留学に行くことに決まった。
私の通う大学は田舎にあったけど、みんな色んな県から出てきてて、ほとんど一人暮らしだった。
暇すぎてすることもなく、同棲率全国一位だとか、妊娠する人が多いだとか、そんな変なことさえ言えるくらい暇だった。
私もアキラくんも一人暮らしで、私のアパートにはもはや自分の家に帰ることさえ億劫になったアキラくんがナマケモノのように毎日入り浸っていた。
今となっては懐かしい同棲生活。
よく子供ができずに済んだと我ながら感心する。
時間があればご飯作って、洗濯して、お金がないといえば貸して尽くして。
尽くしすぎて疲れて、友達のアヤノにはよく愚痴をこぼした。
「もう耐えらんない。絶対別れてやるし。」
口ではいくらでも言えた。
でもいつも、アキラくんが好きだという結論に落ち着き、結局離れられなかった。
そんな中、告げられた留学のこと。
二人で二人の時間を過ごして、甘えることを覚えていつの間にか女らしくなりすぎて、友達付き合いも粗末にしてたからだんだん友達も減っていった。私にはアキラくんしか見えていなかった。
どうしよう。一人になる。
不安でしかたなかった。寂しくなることも、誰と遊べばいいのかも、アキラくんが私を忘れてしまわないかということも、寂しさに耐えて逃げずに気持ちを強くもっていられるのかも。