俺様社長ときゅん甘同居
検査薬を持ち、トイレを出ると待てなかったのか、外で拓さんが待っていた。

「どうだった?」

聞いてくる拓さんも少し緊張しているのか、表情が少し固め。

「見て!」

私の弾んだ声に検査薬に目を向けて、その線を見て目を見開いた。

「出来たのか!」
「陽性だから、多分ね。詳しいことは産婦人科に行かないと・・・」
「やった!」

ギュッと抱きしめてくれる拓さん。
すごく喜んでくれてるみたい。

「あ、ごめん!強すぎたか!?」
「この位なら大丈夫だよ」

クスクス笑いあって

「そうだ!病院!すぐ行こう!今日ならやってるだろ」

土曜の朝ご飯後だった事もあり、私達は近くにある産婦人科に行くことにした。

そこまで待つことなく、尿検査の検体を出して数分で呼ばれて診察室に入る。

「初めまして。砂川晶子さんですね」
「はい、よろしくおねがいます」
「尿検査の結果は妊娠反応ありです。それではエコーで診てみましょうね。診察台に移って看護師の説明に従ってくださいね」
「はい」

診察室の横からとなりの診察台のお部屋へ。
スカートにレギンスで来たのでレギンスと下着を脱いで台に座る。
すると自動で動いて足まで開く。
しっかり産婦人科が実は久しぶりでドキドキしつつ、診察を受ける。
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