俺様社長ときゅん甘同居
「はい、じゃあエコー入れるからね」
「はい」

「あ、いたいた。正常妊娠ですね。おめでとうございます。この白くて丸いのが赤ちゃんですよ。今は胎嚢の状態ですね。一週間後にまた来てね」

エコーが動いて、モニターに写った白い丸。
これが赤ちゃん。

「はい、ゆっくり降りて支度して診察室に来てね」
「はい」

支度して戻ると

「はい、これエコー写真ね。この丸いのが赤ちゃん。正常妊娠で、子宮内膜症などの心配も無し。次は子宮頸がん検診と血液検査なので診察代は少し高めだから用意してきてくださいね。今は赤ちゃんのサイズ的にも6週くらい。予定日は九月二十日前後かな。もう少しおおきくなったらまた予定日は算出しますからね。今日はおしまいです」

「はい、ありがとうございます」

そうして、エコー写真片手に待合室に戻る。
待ってた拓さんに、エコーを見せる。

「この丸いのが赤ちゃん。ちゃんと妊娠してて6週目だって。次の診察は一週間後だよ」
「ちゃんと居てくれたか!よかった。嬉しいな」

そう、優しく笑ってくれる拓さんは本当に嬉しそう。

「元気にすくすく育ってね」

そう言って二人で微笑みあってお腹に手を当てる。

来年には私達はお父さんとお母さんになる。

幸せな未来の訪れに、今日も手を取り合って家へと帰った。

私はあなたに愛されて、とても幸せです。

Fin
< 101 / 101 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:368

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

眩しさの中、最初で最後の恋をした。

総文字数/104,637

恋愛(純愛)192ページ

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop