俺様社長ときゅん甘同居
定時を1時間ちょっと過ぎたところで、私の仕事は終わった。
まとめ上げた経理書類はまとめて封筒へ入れる。
これは税理士さんへ渡す物になる。
そして、事務処理の済んだものはまとめてバインダーに入れたのでこれは資料室に入れなくては。
そうしてそれらも片付け、税理士さん宛の封筒は所長に預けて私は仕事を終えた。
すると
「伊藤、終わったか?」
「はい、終わりました。」
「じゃあ、行くか」
「はい、お疲れ様です。お先に失礼します」
そう言って職場を後にした。
今日はどんな美味しいものが食べられるかなと思いながら。
パタンと閉じた事務所のドアの向こうでは
「あれ、絶対ご飯デートに誘われていたって気づいてないわ」
「え?!気付いてないんですか?!」
「ただの職場の上司に誘われたから、仕事の延長でご飯食べて帰るだけとしか、思ってないね。確実に」
などと、会話されていてそれがほぼ当たりなのは言うまでもない。
今までもたまに二人でご飯には行っていたので、これが二人きりでのご飯デートであるとは露ほども思っていなかった。
強いていうなら、最近頭ポンポンするの好きなのかなくらいの違和感だった。
その事を、のちのちに翔子ちゃんに言うと
『 だから、晶子さんは鈍いんですって! 』
と力いっぱい言われたのだった。
周りから見たら砂川さんはちっとも私への気持ちを隠してなかったので・・・
まとめ上げた経理書類はまとめて封筒へ入れる。
これは税理士さんへ渡す物になる。
そして、事務処理の済んだものはまとめてバインダーに入れたのでこれは資料室に入れなくては。
そうしてそれらも片付け、税理士さん宛の封筒は所長に預けて私は仕事を終えた。
すると
「伊藤、終わったか?」
「はい、終わりました。」
「じゃあ、行くか」
「はい、お疲れ様です。お先に失礼します」
そう言って職場を後にした。
今日はどんな美味しいものが食べられるかなと思いながら。
パタンと閉じた事務所のドアの向こうでは
「あれ、絶対ご飯デートに誘われていたって気づいてないわ」
「え?!気付いてないんですか?!」
「ただの職場の上司に誘われたから、仕事の延長でご飯食べて帰るだけとしか、思ってないね。確実に」
などと、会話されていてそれがほぼ当たりなのは言うまでもない。
今までもたまに二人でご飯には行っていたので、これが二人きりでのご飯デートであるとは露ほども思っていなかった。
強いていうなら、最近頭ポンポンするの好きなのかなくらいの違和感だった。
その事を、のちのちに翔子ちゃんに言うと
『 だから、晶子さんは鈍いんですって! 』
と力いっぱい言われたのだった。
周りから見たら砂川さんはちっとも私への気持ちを隠してなかったので・・・