俺様社長ときゅん甘同居
これが人生の転機?!
砂川さんと事務所を出て並んで歩く。
そうすると、事務所で接する時より身長差が良くわかる。
私も決して低くはない、160センチに4センチヒールだ。
でもその状態でも、上を向かないと視線は合わない。
この美魔王様には死角がない。
美形で高身長で仕事出来るとか、モテるしかない。
今も並んで歩いてても、振り返る女性の数。
そして、並んでる私を見てえ?って顔するのやめなさい。
分かってるからね。
職場の上司にして同僚でなければ、一緒にご飯もしないような雲の上の相手なのは分かってる。
だから、事務所のメンバー数人で歩く時は良いけど二人で歩くと疲れるのだ。
主に精神面でだけれど。
「おい。おい、聞いてるか?」
スルっと目の前にドアップの砂川さん。
びっくりして足が止まった。
「ごめんなさい、なんでしょう?」
自分の思考に入っていた私は、謝りつつ聞いた。
「お前、何食べたい?」
しょうがないって、顔をしながら聞いてくる砂川さんに
「えっと、ハンバーグ。ハンバーグが食べたいです!」
そう、勢い良く答えると
ハハッと笑う声が聞こえる。
見上げたその顔は、楽しそうで、そして柔らかく優しい目で私を見つめていた。
表情が普段見ないほど柔らかなので、驚きから見つめ続けてしまう。
すると、また頭ポンポンが降ってきて
「それじゃあ、ハンバーグが美味いところに連れてってやらないとな」
そう言いながら、頭から降りた手は自然な流れのままに私の右手を掴んで歩き出した。
そうすると、事務所で接する時より身長差が良くわかる。
私も決して低くはない、160センチに4センチヒールだ。
でもその状態でも、上を向かないと視線は合わない。
この美魔王様には死角がない。
美形で高身長で仕事出来るとか、モテるしかない。
今も並んで歩いてても、振り返る女性の数。
そして、並んでる私を見てえ?って顔するのやめなさい。
分かってるからね。
職場の上司にして同僚でなければ、一緒にご飯もしないような雲の上の相手なのは分かってる。
だから、事務所のメンバー数人で歩く時は良いけど二人で歩くと疲れるのだ。
主に精神面でだけれど。
「おい。おい、聞いてるか?」
スルっと目の前にドアップの砂川さん。
びっくりして足が止まった。
「ごめんなさい、なんでしょう?」
自分の思考に入っていた私は、謝りつつ聞いた。
「お前、何食べたい?」
しょうがないって、顔をしながら聞いてくる砂川さんに
「えっと、ハンバーグ。ハンバーグが食べたいです!」
そう、勢い良く答えると
ハハッと笑う声が聞こえる。
見上げたその顔は、楽しそうで、そして柔らかく優しい目で私を見つめていた。
表情が普段見ないほど柔らかなので、驚きから見つめ続けてしまう。
すると、また頭ポンポンが降ってきて
「それじゃあ、ハンバーグが美味いところに連れてってやらないとな」
そう言いながら、頭から降りた手は自然な流れのままに私の右手を掴んで歩き出した。