俺様社長ときゅん甘同居
そのあと、食べたがってたハンバーグの美味い店に連れていけば、美味しそうに食べる。
帰宅すれば、家からの夜景をワクワクと見入っていたがカフェオレを渡したあたりから眠そうにし始めた。

ソファーに座ってた俺は、晶子を呼び寄せた。

「ん?色々あって疲れたか?ほら、こっちに来いよ?」

そう呼ぶと、素直にこちらに寄ってくる。
眠そうな顔は歳より若く、可愛らしく見える。
無防備な顔だ。

「うん、ありがとう。綺麗な夜景。いつまでも見てられる」

先にシャワー浴びさせといて正解だったな。
もう、すっかり眠さが顔に出ていて、起きてる方がキツそうだ。

「いつでも見に来ていいぞ?」

そう、返すと

「う・・・ん・・・」

ギリギリな返事のあと俺に寄りかかって寝てしまった。
その寝顔は少しのあどけなさまであって、晶子も歳より若く見えるタイプだなと、まじまじと見つめた。
その頬を撫でると少しくすぐったかったか、首を竦める。
一緒に居て、ただ居られるだけでこんなにも幸せになれる人と巡り会えたことに感謝の気持ちしかない。

晶子を抱き寄せて、その額に口付けた。
抱き上げてベットに寝かせて、俺もシャワーを浴びて寝室に戻る。
あどけなく穏やかな晶子の寝顔を見て、俺も自然と口元が緩んだ。

「おやすみ、晶子。早く俺に落ちてこい」

そう、囁いてこめかみにキスを落とすと晶子を抱え込んで眠りについた。
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