俺様社長ときゅん甘同居
しかも、そばにはご丁寧にアンクル位置にストーンの飾り付きの可愛らしいストッキングまで準備されている。
ストーンの飾りは足首に可愛らしく四つ葉のクローバーだ。

だから、何故好みを知っている!?
え?あのハイスペックな美魔王様は心や嗜好まで読めるの?
頭の中はハテナだらけ。

しかし、出かけるとか言っていたのを思い出すと、そそくさと着替えることにした。
質のいいシフォン素材のワンピースは裏地も肌触りの良い生地で、サイズ感もバッチリだ。
ストッキングも問題ない。

着替えて、髪を乾かしながらセットして軽くメイクもする。
そうして準備して洗面室を出ると、リビングからいい匂いがする。
リビングのドアを開けて入ると

「可愛らしく綺麗めがお前の好みだろ?似合ってるな。ほら、ご飯食べて出掛けるから座れ」

そう言われたダイニングテーブルにはパンにスクランブルエッグに焼いたベーコン、茹でたブロッコリーとミニトマトにコンソメスープが置かれている。
朝らしい洋風の朝食が美味しそうな匂いで並んでいた。

「作ってくれたんですか?」

そう、窺いながら聞くと

「簡単にだけどな。ほら、早く座れ」

そうして、持ってこられたカフェオレ。
昨日も私の好きな甘めのカフェオレを入れてくれてた。

どうにも、色々把握されてる感をヒシヒシと感じる。
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