俺様社長ときゅん甘同居
そんな所長は今は自分の好きなように好きな事をのびのびとデザインしていて、日々楽しそうにお仕事している。

それを伝えると詩織は嬉しそうにしていた。
仲の良い夫婦である。

そして次にチーフの砂川さんに持っていく。

「おはようございます。良かったらどうぞ」

そう言いながら机に置いたのはブラックコーヒー。
チーフは所長とは逆で甘いものは苦手。
でも疲れたりしてくると少しの甘い物を欲しがる。
ちょうど昨日締切だった仕事を終えたばかりのチーフはきっと少し疲れてる。
なので、コーヒーと共にハイカカオのチョコを2粒置いた。
チーフは疲れるとブラックコーヒーとこのハイカカオチョコを食べるのだ。

「ん、ありがとな」

そう言ってポンポンと、頭を軽く撫でてくるチーフ。
チョコを1粒口に入れるとコーヒーを持って喫煙ルームへと向かって行った。

くっ、美形のさりげない行動。
さりげないけども、美形がやるとなんて破壊力が強いんだ。
好きなわけでもないのに、ドキッとしちゃうのは美形のなせる技か?
まったく、うちの美魔王様はちょこちょここういう行動をしてくるのだから困りものだ。
その背を見送ると次は翔子ちゃんにレモンティーを、朝から激を飛ばされてた佐伯くんにはココアを持っていった。

二人からも、ありがとうを貰って私は再び仕事に戻った。


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