俺様社長ときゅん甘同居
サラっと言ってるけど、カッコよすぎだからね!
もう!
拓さんは、至って普通にしてるけど。
ずるいなぁ、でもそんな所も大好きなんだよね。

「ふふっ、分かった。ちゃんと迎えに来てね?じゃないと帰らないんだから」

私の甘え方はこんなんだ。
色々して、やっと甘えられるの。
でも、面倒だと言わずに付き合ってね?

そんな気持ちを込めて、額を合わせる。

「晶子、分かった。迎えに行かないわけがないが。ちゃんと何かあれば迎えに行くよ。だから、俺とちゃんと結婚してくれる?」

「はい。分かりました。まずは明日荷物の受け取りしたら、私の実家ですね」
「あぁ、少し緊張するな」
「結婚する気の無かった娘が結婚相手連れ帰るだけで家の親は諸手を挙げての大歓迎ですよ」
「それは、俺のうちの方が凄いと思うぞ」
「じゃあ、お互い様ですね」

くすくすと笑いながら、拓さんの実家について聞き。
私も両親の話をしながら、ゆっくりと過ごして居たが、時間を見て慌てて明日に備えて寝ることすべく動き出して。
その日寝たのは日付が変わってからになった。

もちろん、拓さんが私を離すわけがなく。
仲直りのあとって燃えるよ!とか何とか言って散々に啼くハメになったので、今後は少々考えなければいけないと心の内で思ったのは内緒だ。
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