俺様社長ときゅん甘同居
お開きのあと、そのまま私と拓さんは区役所へ向かった。
本籍地の戸籍が必要だ!と慌てたものの、その辺に抜かりのない拓さんはうちの親に連絡していて母が取ってきてくれていた。
仕事の出来る男は、そこら辺抜かりがない。
こうした事前準備が万全な事もあり、不備もなく無事に婚姻届を区役所に提出した。
「おめでとうございます」
と警備のおじさんがにこやかに受け取ってくれた。
晴れてこの日、私は砂川晶子になった。
「なんか、あっさり済んで実感がわかない」
そう呟けば
「実感してくるのはこれからだろ?」
クスクス笑って答えてくれる
「改めまして、今日からよろしく奥さん」
「はい、よろしくお願いします。旦那様?」
微笑みあってから、ゆっくり歩き出した。
拓さんと手を繋いだ私の左手には真新しいリングが二つ、輝いていた。
本籍地の戸籍が必要だ!と慌てたものの、その辺に抜かりのない拓さんはうちの親に連絡していて母が取ってきてくれていた。
仕事の出来る男は、そこら辺抜かりがない。
こうした事前準備が万全な事もあり、不備もなく無事に婚姻届を区役所に提出した。
「おめでとうございます」
と警備のおじさんがにこやかに受け取ってくれた。
晴れてこの日、私は砂川晶子になった。
「なんか、あっさり済んで実感がわかない」
そう呟けば
「実感してくるのはこれからだろ?」
クスクス笑って答えてくれる
「改めまして、今日からよろしく奥さん」
「はい、よろしくお願いします。旦那様?」
微笑みあってから、ゆっくり歩き出した。
拓さんと手を繋いだ私の左手には真新しいリングが二つ、輝いていた。