お前の可愛さ独占したい
初めての
「ここ、高いよね……?」
どう見ても高級レストラン……。
場所を聞いても、教えてくれないわけがここだからか。
やっぱ……こんなの悪いよ。
「いいの、俺が香奈ちゃんと来たかっただけだから」
「でも……」
「行くよ、香奈ちゃん」
「あっ、うん」
店員さんが、丁寧に席を案内してくれた。
外には、キレイな夜景が広がっていた。
うわぁぁ……キレイ!!
「ちょうど、時間ピッタリ」
「へっ?何が!?」
すると、夜景はキレイなイルミネーションが始まった。
キレイに私の好きな色で、ピンク・紫・青で点灯していく。
まだ、7月の始めなのに。
でも、すごくキレイ。