お前の可愛さ独占したい
「寝言で、好きっていっててさ」
うっ……嘘。まさか名前までは言ってないよね!?
私の、寝言怖っ。
「あぁ!!それは、何でもないから!」
すると、怪しげな顔をする優愛。
もう、何なのかわかんないけど!
違うことにしとこう!
「好きな、食べ物とかじゃない?」
私は、目をおよがせて応えた。
えっ何その目は……すごい、本当のことを家と言っているような目。
「本当だよ?」
あれから、ずっと無言で見つめてくる。
私が何をしたって言うのよ……。