それでも、幸運の女神は微笑む
ミュレットがご乱心。
首を傾げつつ考える。
そういえば、ミュレットといるときにはあんまりラギアに会わなかったなぁ。
それ言うとシエルもだけど、まあシエルだし。
でも、ここまで慌てさせるなんて、ラギアってば何者なんだろう。
いつも疑問に思うけど、納得できる返事はもらえていない。
あと、いつもみんなラギアのこと「愛し子様」って呼ぶけど、私もそう呼んだ方がいいのかな?
「ラギア」
「うん?」
自然に私のそばで手伝ってくれているラギアに呼びかける。
「わたし、いとしごさま、よぶ、いい?」
「駄目」
「だめ?」
「うん」
どうやら呼ばない方がいいらしい。なぜ?
「いとしごさま、なに?」
「さあ」
「ラギア、わからないの!?」
「説明が難しい」
「なるほど!」
「あと、アサヒには関係ないこと」
「そー・・・なの?」
近くで親の仇のように頑固な汚れが落ちないズボンを睨みつけていたシエルに聞いてみる。
あまりの迫力にちょっとビビった。
「うん?“愛し子”という存在のことですか?」
「そう」
「そうね・・・うん。
異世界から来たアサヒには関係ないことかもしれないわ」
ラギアに何やら確認した後、しばし考えた後シエルは頷いた。
異世界から来た私には関係ない・・・つまり。
「わたし、くに、無い?」
「さあ・・・ないかどうかはわからないけど、アサヒはここの愛し子とは関係ないわ」
「むー?」
「ここの神様関連のものなのよ」
「ああ!なるほど!」
それは確かに私には関係ないかも!
首を傾げつつ考える。
そういえば、ミュレットといるときにはあんまりラギアに会わなかったなぁ。
それ言うとシエルもだけど、まあシエルだし。
でも、ここまで慌てさせるなんて、ラギアってば何者なんだろう。
いつも疑問に思うけど、納得できる返事はもらえていない。
あと、いつもみんなラギアのこと「愛し子様」って呼ぶけど、私もそう呼んだ方がいいのかな?
「ラギア」
「うん?」
自然に私のそばで手伝ってくれているラギアに呼びかける。
「わたし、いとしごさま、よぶ、いい?」
「駄目」
「だめ?」
「うん」
どうやら呼ばない方がいいらしい。なぜ?
「いとしごさま、なに?」
「さあ」
「ラギア、わからないの!?」
「説明が難しい」
「なるほど!」
「あと、アサヒには関係ないこと」
「そー・・・なの?」
近くで親の仇のように頑固な汚れが落ちないズボンを睨みつけていたシエルに聞いてみる。
あまりの迫力にちょっとビビった。
「うん?“愛し子”という存在のことですか?」
「そう」
「そうね・・・うん。
異世界から来たアサヒには関係ないことかもしれないわ」
ラギアに何やら確認した後、しばし考えた後シエルは頷いた。
異世界から来た私には関係ない・・・つまり。
「わたし、くに、無い?」
「さあ・・・ないかどうかはわからないけど、アサヒはここの愛し子とは関係ないわ」
「むー?」
「ここの神様関連のものなのよ」
「ああ!なるほど!」
それは確かに私には関係ないかも!