極上の愛をキミへ

「悠麻。今回はお前の負けだな。結衣に、力を貸してやれ」

「・・・マヂかよ。親父、俺の休みは？ロクに休みもなくぶっ続けで働いて、やっとの休みだってのに」

「ドンマイ」


可哀想な悠麻に、労いの言葉を向ける。


「うっせぇ、クソ結衣。俺は高いからな」

「その分、使えるんでしょうね？クソ悠麻。もし口だけなら、詐欺罪で訴えるよ？」

「そんなんだからいい年して結婚は愚か、男もいねぇんだろうな」

「いい年って、同い年じゃん。そう言うアンタには居るわけ」


あたしの言葉に、悠麻はドヤ顔をする。


「お前と違って、俺には・・・」

「へぇ。アンタに付くモノ好きがいたんだ。その子も、アホだね」

「なんだよ！僻みかよ」


は？なんで、僻むのよ。