極上の愛をキミへ
ホテルの部屋に戻るなり、あたしはノートパソコンを取り出す。

とりあえず、場所は押さえられた。

次にすることは・・・

頭の中で段取りをし、自分のすべきことをこなしていく。

気付けば、朝で・・・

会社から真っ直ぐ来たため、着替えなんて待ち合わせていない。

シャワーを浴びたい気持ちを堪え、冷たい水で顔を洗い、気持ちを切り替える。

残り、2日。

と言っても、明後日の10時までなので、1日と数時間しかない。

でも、場所が確保できただけマシか。

移動で半日潰れてしまうが、何とかなりそうだ。

頑張れ、あたし!!

パンパンッと顔を叩き、気合いを入れて部屋を後にした。

悠麻と一緒に、会場でもあるホテルへと向かう。

移動時間に軽く仮眠を取ったおかげで、朝より少しだけ体調が良かった。

< 150 / 285 >

この作品をシェア

pagetop