極上の愛をキミへ
「只今配布した書類の通り、今回のプロジェクトの発表会は、宮園グループにご協力頂けることになりました」


宮園グループの名に、室内がザワつく。


「施設も、料理も、申し分がないと思いますが、いかがでしょうか?」

「何かありましたら、何なりとお聞きください



余裕綽々と言い放つ悠麻が、少しだけ頼もしく見えた。

本当に、少しだけ・・・


「何かあるかね?無いようなら、この件は・・・」

「社長。前日にキャンセルも迷惑な話ですが、変更も如何なものかと。相手方の都合もありますし」


社長の言葉を遮り、役員の1人が口を挟む。


「その件はご安心ください。皆さんに、了承して頂きましたので」

「皆さん?」


あたしの言葉に、相手は眉を細める。

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